春の光に引かれて善光寺。見所もスリルもいっぱいのぶら歩き!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!

今日の夢中は、長野善光寺をぶら歩きです。

■善光寺

牛に引かれて善光寺参り
そんな言葉で知られる、長野の善光寺に行ってきました。

善光寺の始まりは、644年と伝えられています。
日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀如来像を本尊とする、無宗派の寺院です。

7年に1度行われる御開帳には、たくさんの参拝者が詰めかけます。
それでなくとも、東日本最大規模の仏閣に境内に門前町の賑わい。

天気に恵まれたこの日は、春の光に引かれて善光寺参り
ぶらり善光寺歩きの様子を、写真とともに紹介しましょう。

■参道から仁王門

長野駅から善光寺までは、距離にして約2㎞。徒歩だと20分くらいかかります。
タクシーやバスもありますから、足に自信のない人は無理しなくていいでしょう。

ゆっくり歩いて進むと、ようやく前方に善光寺の境内が見えてきました。
アスファルトの道路から石畳の道へ入ります。これが史跡・善光寺参道(敷石)です。

この敷石は江戸の豪商・大竹屋平兵衛の寄進により敷設されたもの。
伝説によると、家に忍び込んだ放蕩息子を盗賊と勘違いして突き殺してしまったことから、世の無常を感じ、諸人の難儀を救うために敷石を敷設したのだとか。
その数、当時は7,777枚。今でも6千枚強が敷き詰められているそうです。

その参道を歩いてしばらくすると、両側から厳つい顔をした仁王が出迎える門にたどり着きます。

その名も仁王門。迫力あります…。
この仁王像は近代彫刻の巨匠・高村光雲と米原雲海の合作です。

■善光寺の地蔵さま

さらにその先を進みます。賑やかな仲見世通りを通りすぎると、右手に6体並んだお地蔵さん。
こちらは「六地蔵」です。

六地蔵とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の6つの世界で我々衆生を救ってくださる菩薩様です。
地獄会の地蔵菩薩が蓮台から片足を踏み出しているのは、一刻も早く衆生を救いに行こうという気持ちの表れなのだとか。

その隣にひときわ大きなお地蔵様がどーんと構えます。
こちらは「濡れ仏」です。

なんと、高さ2.7メートルの延命地蔵菩薩です。
江戸の大火の火元として処刑された「八百屋お七」の冥福を祈って、恋人の吉三郎が建立したとも言われています。

■山門から本堂へ

そして、いよいよ善光寺本堂に続く「山門」です。
こちらは重要文化財に指定されています。

楼上に懸かる「善光寺」の額は、字の中に鳩の姿が見えることから「鳩字の額」と呼ばれます。
ちなみに、その鳩の数は5羽。分かりますか?

この山門をくぐると、ようやく善光寺本堂です。
1953年に国宝に指定されました。

ここに安置されている本尊の一光三尊阿弥陀如来は、誰も見たことがない秘仏です。
寺の住職ですら見たことがないということで、「本当にあるのか」という都市伝説まで生まれています。

なお、現存する本堂は宝永4年(1707年)の竣工です。
堂内は撮影不可のため、写真で紹介できないのは残念ですが、建物の最も奥が内々陣。
その西側、向かって左に秘仏本尊を安置する瑠璃壇があります。

■お戒壇めぐり

この瑠璃檀の床下に部屋があり、その部屋をめぐる暗黒の回廊があります。
この回廊をめぐるのが、善光寺のお戒壇めぐりです。

これ、本当に真っ暗なんです…。暗闇に目が慣れるなんてことはありません。
まったく先が見えないから、右壁に手を付けて伝いながら歩きます。その距離約45メートル。

しばらく歩いていくと、本尊の下あたりで「極楽の錠前」に触れることができます。
ごの錠前に触れることで、極楽浄土行きが約束されると言われています。

実は館長ふゆき、暗いのも狭いのも苦手。
大量の汗をかきながら、極楽の錠前(鍵)に触れることができました。
気分はもう極楽浄土、ふらふらです…。皆さん、無理しないで(苦笑)。

ありがとう、善光寺!

■基本情報

名称:善光寺
住所:長野県長野市元善町491

アクセス:JR長野駅からバス15分、JR長野駅から徒歩30分
拝観時間:境内は自由、本堂内陣・山門登楼はHPで要確認

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