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シン・ゴジラ爆地巡礼 <br>海老取川・呑川を遡上して蒲田に上陸

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、映画「シン・ゴジラ」の破壊の足跡を辿る旅、聖地巡礼ならぬ「シン・ゴジラ爆地巡礼」第3弾、多摩川河口から呑川を遡上して上陸の地、蒲田までの歩みをたどります。

■尾頭ヒロミ登場

謎の巨大不明生物の実態解明のため、政府は御用学者を呼びますが、全く用に立ちません。

そこで、霞が関のなかにいる専門家が総理執務室に呼ばれます。
現れたのは、環境省自然環境局野生生物課の課長補佐、「尾頭ヒロミ」です。同省では、その気難しい性格から厄介者扱いされている人物。

総理ら大臣を前にしても、まったく物怖じすることなく自説を展開します。
「この動き、基本は蛇行ですが、補助として歩行も混じっていますね。エラらしき形状から水棲生物と仮定してもハイギョのような足の存在が推測できます」

これには、上陸などないと高をくくっていた大臣らもびっくり。
あわてて、「上陸することなどありえない」と彼女の発言を否定しますが…。

■羽田の大鳥居

…と、映画「シン・ゴジラ」の重要キャラの一人、尾頭ヒロミがここで登場します。演じるのは、クールな美女俳優・市川実日子さん。

無表情で早口のキャラクターがファンに大受け、ヒロインの石原さとみさんを凌ぐほどの人気を博しました。
霞ヶ関官僚の間では、「◯◯省の××さんに似ている」という話で盛り上がったのだとか。
日系アメリカ人を演じた石原さとみさんもかわいいんだけどね。

彼女が指摘する通り、謎の巨大生物は、はじめは水棲生物として、羽田沖から多摩川河口に侵入します。

その後、羽田空港手前の大鳥居の付近で、海老取川に方向を変えたものと推察されます。


(多摩川河口から海老取川へ)

実は、この大鳥居は、いわくつきの鳥居です。
なんでも、この鳥居を撤去したり、移設しようとしたりすると、その関係者に不幸が起きるのだとか。実際に工事関係者に死者も出ているのだそう…。

そんな魔力に引かれるかのように、ゴジラは、多摩川からこの鳥居を右に曲がって、海老取川に入ります。

■海老取川から呑川へ

その後の足取りですが、ゴジラは、海老取川をしばらく潜行したあと、森ヶ崎公園の手前で、理由は不明ですが、左に折れて呑川に入ります。

おそらくこの写真で写っている船が曲がる方向に進んだものと思われます。


(海老取川から呑川へ)

呑川は川幅の狭い二級河川ですから、ゴジラはその体を、川幅一杯に窮屈に押し込めながら、蒲田方面に遡上していったはずです。


(川幅の狭い呑川を遡上)

映画のシーンに出てきますが、この川に浮かぶ屋形船や釣り船を根こそぎ吹っ飛ばして進んでいくさまは、まるで津波のよう。
そもそも、「シン・ゴジラ」の作品自体が、3.11の東日本大震災の経験を基にしているところもあり、その緊迫の接近シーンは息をのむものがあります。

その破壊の凄まじさを存分に見せしめるシーンが特撮されたのがここ呑川新橋です。


(映画「シン・ゴジラ」のワンシーン)

ゴジラ(巨大不明生物)は船舶を吹き飛ばし、橋を破壊しながら遡上をつづけます。

■蒲田上陸

そして、「上陸するはずがない」という大臣らをあざけ笑うかのように、ゴジラは上陸を果たします。
そのポイントがこちら。場所は、蒲田駅前商店街の目と鼻の先、あやめ橋の近辺であるものと思います。


(あやめ橋)

ちなみに、このときはまだ、ゴジラという名前もついていませんし(「巨大不明生物」と呼ばれています)、その姿かたちもまだ進化の途上です。

見た目はグロテスクそのもの。我々が知るゴジラの面影はほぼありません。
後に「ゴジラ第2形態」と呼ばれるその姿は、そのキモさから「蒲田くん」とマニア的な人気を博すことになります。


シン・ゴジラ 第2形態 もちっとクッション

この常識を超えた進化型ゴジラは、庵野監督のイマジネーションを感じるところです。

さて、その「ゴジラ第2形態」は、まさに尾頭ヒロミが指摘した通り、両生類的なハイギョのように這って歩く姿で、蒲田の駅前を破壊しまくります。

突然の巨大不明生物に逃げ惑う人々。破壊される街並み…。
映画史に残る破壊の大行進は、ついに陸上に舞台を移すことになりました。

つづく。

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