世界遺産「日光の社寺」!神橋から輪王寺へぶらり散策

皆さん、こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

世界遺産「日光の社寺」
登録は1999年12月のことですから、2019年で世界遺産になって20年となりました。

当夢中図書館は、そんな世界遺産登録20周年を記念して、日光の社寺をぶら歩きします。
今日は、神橋から輪王寺へ

■神橋

世界遺産「日光の社寺」。
その入り口にかかる美しい橋が「神橋」です。

この神橋は、日光開山にゆかりのある神聖な橋
ときは奈良時代。日光開山の祖・勝道上人が日光山を訪れたとき、華厳の滝から流れる大谷川の急流に行く手を阻まれました。

勝道上人が神仏に加護を求めたところ、深沙王(じんじゃおう)が現れて大谷川に2匹の蛇を放つと、たちまち蛇は両岸を結び美しい橋ができました。
その背から山菅(やますげ)が生えて、上人は日光山に無事入山することができたといいます。別名、山菅の蛇橋(じゃばし)と呼ばれる神聖な橋です。

絶景ですね…。大谷川の瀬音に耳を傾けながら橋を渡ると、心が洗われる気がします。
ここを渡ることで、心が清められるのかもしれませんね。まさに日光山の玄関口
さあ、いよいよ入山です。

■輪王寺

大谷川を渡ると、すぐ目の前に長い石段があります。
これを登らないと、日光の社寺にお参りすることはできません。レッツ・クライム!

石段を登り切ると、日光開山の祖・勝道上人の像があります。
その奥に見えるのが、世界遺産にも登録されている「輪王寺」です。

勝道上人が、奈良時代に日光山に四本龍寺を建てたのが始まりです。
その後、時代の変遷とともに場所を変え名前を変えながら、今の輪王寺に至っています。

本堂(三仏堂)は、日光山最大さらには東日本最大の木造建築物です。
日光三山の本地仏として、千手観音(男体山)・阿弥陀如来(女峰山)・馬頭観音(太郎山)三体の仏像を祀っています。

その裏手にあるのが、大護摩堂です。
日光山随一の護摩祈願所で、1日3回の護摩祈願には多くの人が詰めかけます。

さらには、観音堂や三重塔など多くの支院が点在しています。
もともと、日光山信仰は、三内にある仏堂や神社、霊廟をすべて「日光山」として信仰していたのですが、明治時代の神仏分離により、輪王寺、東照宮、二荒神社の二社一寺に分けられました。
そうした経緯から、史跡があちらこちらに分散しています。お参りする人はあまり意識はしないと思うけどね。

まだまだ世界遺産「日光の社寺」は見どころいっぱい
1200年の歴史にふれるぶら歩き、さらに続けていきます。

ありがとう、神橋! ありがとう、輪王寺!

■基本情報

【神橋】
所在地:栃木県日光市上鉢石町
アクセス:日光駅からバスで5分
営業時間:(4月~10月)8:30~16:00、(11月~3月)9:30~15:00
料金:大人300円、高校生200円、小中学生100円

【輪王寺】
所在地:栃木県日光市山内2300
アクセス:日光駅からバスで5分
営業時間:(4月~10月)8時~17時、(11月~3月)8時~16時
料金:三仏堂400円、宝物殿300円

ブログランキングに参加しています!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事