京都・伏見稲荷大社(後編)!鳥居はまだまだ続く、稲荷お山めぐりへ

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、京都伏見の人気観光スポット、伏見稲荷大社へ。
伏見稲荷と言えば、千本鳥居だよね…と思ったら、実はまだまだ奥深い魅力がここにはありました。

前回は、狛キツネが鎮座する楼門を通って本殿を参拝。
そして、赤塗りの鳥居がずらりと連なる千本鳥居を通って、奥社まで行きました。
※そのときの記事はこちら

今日はいよいよ、その先の「稲荷お山めぐり」ルートへ。
千本鳥居の先のミステリー・ゾーンをぶら歩きしましょう。

■稲荷お山めぐり

奈良時代に稲荷神が降り立ったとされる稲荷山。稲荷信仰の原点となる山です。
この山をぐるりと参拝する「稲荷お山めぐり」という巡礼コースに挑戦します。

標高233メートル、一周4キロ、所要2時間ほど。
千本鳥居のさらにその先、奥社奉拝所から始まるはじまる参道に、まだまだ朱色の鳥居が連なっています。

しばらく歩くと、神秘的な「新池」へ。ほとりに建つのは「熊鷹社」
この熊鷹社に参拝後、新池で2拍手します。すると、幸運を示す方向からこだまが帰ってきて、近くに聞こえれば願いは早くかない、遠くから聞こえれば成就は遅くなると言われています。


(新池と熊鷹社)

さらに登ると「三ツ辻」に到着。ここから四ツ辻までが難所で、400段の石段が続きます。ひーっ!
その途中にあるのが、「大松大神」。ひょうたんの形から、お酒の神様として崇められています。いつもお世話になっています!


(大松大神)

■御神蹟参り

延々に続くように錯覚する石段を登ると、ようやく「四ツ辻」です。
ここは、京の町を一望できる展望ポイント。休憩所もあって一服できます。


(四ツ辻)

四ツ辻から先は道が分かれますが、どちらに進んでも、また四ツ辻に戻ってきます。
今回は右の道へ、反時計周りのルートに足を運びます。

しばらく進むと、「三ノ峰(下社神蹟)」へ。ここは、御神蹟の一つ、白菊大神を祀っています。
太古に神が宿っていた場所「御神蹟」は、神聖な場所として崇められいて、稲荷山中に7つあります。御神蹟参りをするのもいいかもしれませんね。


(三ノ峰(下社))

続いて、「間ノ峰(荷田社神蹟)」。こちらは御神蹟のひとつ、伊勢大神を祀っています。
さらに、「ニノ峰(中社神蹟)」へ。こちらは御神蹟のひとつ、青木大神を祀っています。
ここまで来たら、「山頂まで5分」という案内版が。やっとかー。


(間ノ峰(荷田社))


(二ノ峰(中社))

■山頂へ

そして再び鳥居に囲まれた石段を登って、ついにやって来ました、山頂へ
「山頂」の文字の脇には、「当店への再確認 お断り」の文字が。山頂から景色を一望…みたいな感じがないから、みんな聞きたくなるんだろうな。


(山頂)

ここにあるのが、「一ノ峰(上社神蹟)」です。御神蹟のひとつ、末広大神を祀っています。


(一ノ峰(上社))

さらに、「御劔社(長者社神蹟)」を詣でます。手水舎が刀の形。
平安時代に、勅命を受けた鍛冶が稲荷神の化身である狐が化けた童とともに名刀「小狐丸」を鍛えた場所といわれています。


(御劔社の手水舎)

まだまだパワースポットは続きます。次に訪れたのは「薬力社」
薬の神さまで、病気の回復や健康運にご利益があるとされています。近くには、滝行で使用されていたとされる「薬力の滝」もありました。


(薬力社)

そして、御神蹟の一つ、「御膳谷」へ。
「膳」の名が示す通り、ここは神々に食事を提供する場所でした。現在も朝夕、お山の神々にお供えしているとのことです。


(御膳谷)

■見どころ盛り沢山

次は、眼の病が良くなるとされる「眼力社」
先見の明・眼力を授かるご利益もあると言われています。
眼力社の手水舎が何ともユニーク。これは、稲荷山から駆け下りたキツネをイメージしているのだとか。


(眼力社)

そんなこんなで、再び四ツ辻へ戻って来ました。
ここからちょっと脇道に入って、「田中社神蹟(荒神峰)」へ。伏見稲荷大社の祭神のひとり、田中大神を祀っています。権田夫大神と崇められています。


(田中社)

見どころはまだまだ盛り沢山
玉姫大神、腰神不動、荒木神社、産場大神…。いろんな社、いろんなキツネに出会えます。

 

気づけば、稲荷山を下り切っていました。不思議に息が上がってないのは、赤塗りの鳥居に励まされたから?
千本鳥居だけじゃない伏見稲荷大社。千本鳥居のその先へ、稲荷山の社めぐりもおススメです。

ありがとう、伏見稲荷! ありがとう、稲荷山!

■基本情報

名称:伏見稲荷大社
所在地:京都府京都市伏見区深草藪之内町68

アクセス:JR「稲荷」駅から徒歩すぐ、京阪「伏見稲荷」駅から徒歩5分
営業時間:終日参拝可能

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