「アニメージュとジブリ展」ナウシカ、ラピュタ、ガンダムも!貴重な資料200点

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、東京・松屋銀座で開催中(4月15日~5月5日)の「アニメージュとジブリ展」を紹介します。

■アニメージュとジブリ展

なんて魅力的な展示イベントなのでしょう…。
「アニメージュとジブリ展」一冊の雑誌からジブリは始まった
東京・松屋銀座で、4月15日から5月5日に開催されています。

往年のアニメファンにはたまらない、1970年代末から80年代のアニメブームをけん引した月刊アニメ雑誌「アニメージュ」
その創刊から12年弱にわたり編集に携わってきた鈴木敏夫さん(現スタジオジブリ代表)の軌跡に焦点を当てた企画です。

もちろん、往年のアニメファンである館長ふゆきも悶絶しました…。
「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」などのジブリ作品から、富野由悠季監督の「機動戦士ガンダム」など、貴重な資料が約200点展示されています。

開催概要

イベント名:「アニメージュとジブリ展」一冊の雑誌からジブリは始まった
期間:2021年4月15日(木)~5月5日(祝・水)
時間:10:30~19:30(日時指定制)
会場:松屋銀座8階イベントスクエア 東京都中央区銀座3-6-1
Google Mapをひらく
入場料:一般1500円、高校生1000円、中学生800円、小学生600円

■アニメブーム勃興

会場に足を踏み入れると、まず圧巻なのは、アニメージュの歴代表紙モービル…
アニメ史に残る名作の数々…。アニメブームにわき立っていた70年代末から80年代に、しばしタイムスリップしてしまいます。

ガンダム、ナウシカ、ルパン三世。マクロスにイデオン、クラッシャージョウ…。
ライトなファンからマニアックなファンまで、当時のアニメブームの熱量を感じ取ることができます。

最初の展示コーナーは、1970年代後半のアニメブーム勃興期をとり上げるコーナーです。
この勃興期に創刊されたのが月刊アニメージュ。その創刊号(1978年5月26日)をはじめ貴重な資料が展示されていました。
※会場は一部をのぞき撮影禁止。本記事では撮影OKの箇所のみ写真を掲載します。

その記念すべき創刊号の表紙を飾ったのは、宇宙戦艦ヤマトでした。
ちょうど劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト」の公開直前。世はヤマトブームで盛り上がっていたんですね。

さらば宇宙戦艦ヤマト(DVD)

さらに歩みを進めていくと、爆発的なアニメブームを巻き起こした「機動戦士ガンダム」のコーナーです。
ガンダムを語りだせばキリがないのですが、映画3部作は当時映画館に観に行きました…。ガンダムは不思議なアニメで、TVアニメ放映が終わってからブームに火が付きました。

機動戦士ガンダムⅠ

当時の少年たちがこぞってつくったガンプラ(ガンダムのプラモデル)。Me too!
会場には名シーンを再現したジオラマが展示されています。「ガンダム大地に立つ!!」「黒い三連星」「ア・バオア・クー攻防戦」、そしてあの名シーン「ラストシューティング」!
さらに懐かしの映画ポスターやアニメのレイアウト、富野監督のインタビュー記事も。これは悶絶するでしょう…。

■風の谷のナウシカ

そして、いよいよ、「風の谷のナウシカ」コーナーへ。
「風の谷のナウシカ」は、おそらく多くの人は、宮崎駿さんの映画として知っていると思いますが、その原点となったのは、漫画版「風の谷のナウシカ」でした。

風の谷のナウシカ(1)

こちらを執筆したのも宮崎駿さん。そして、その漫画を連載していたのが月刊アニメージュでした。
この辺りに至る貴重な経緯が紹介されています。そもそもアニメ化を前提としていなかったとか、宮崎さんは1回目で連載をやめると言い出したとか…(苦笑)。

その宮崎漫画を映像化に結びつけたのが、アニメージュを擁する徳間書店でした。
宮崎駿さんを説得し、プロデューサーに高畑勲さんを起用するなど、アニメ制作に手腕を発揮したのが鈴木敏夫さん(当時アニメージュ副編集長)。そして、この映画「風の谷のナウシカ」の大成功が、スタジオジブリの誕生につながっていくのです…。

風の谷のナウシカ(DVD)

会場には、当時の貴重な資料、今まで表に出ていないセル画や背景画などが展示されています。
さらには、ナウシカのあの、風使いの腐海装束が展示されています。もちろん初お目見え。装束の模様や腰に付けたバッグ、長銃や蟲笛、瘴気マスクなど、胸アツです。

■天空の城ラピュタ

そして、展示は終盤。「天空の城ラピュタ」コーナーへ。
当時アニメージュにいた鈴木敏夫さんが、編集者であるかたわら、同作を制作するためにスタジオジブリを設立しました。

天空の城ラピュタ(DVD)

公開は1986年。監督・脚本は宮崎駿さん、製作は高畑勲さん、スタジオジブリの初制作作品です。
「一冊の雑誌からジブリは始まった」の言葉通り、アニメージュがきっかけとなってジブリ作品が生まれたんですね…。
ありがとう、アニメージュ。この映画以降、次々とスタジオジブリから名作が生み出されていきました。

会場には、ラピュタのオブジェが展示されています。
小さく、飛行船に乗るパズーとシータの姿も…。名作ですよね。もちろん、こちらもアニメージュで特集されていました。

他にも見どころがいっぱい。
今まで紹介されることの少なかった貴重なレイアウトや原画、美術ボードなどの資料、押井守監督の「天使のたまご」の資料展示、さらには物販コーナーまで。これはファンならずとも満足すること間違いなしです。

ありがとう、アニメージュ! ありがとう、スタジオジブリ!

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