元は江戸幕府直轄の学問所 世界最大の孔子像も!? 日本の学校教育発祥の地”湯島聖堂”

こんにちは。夢中図書館へようこそ。
館長のふゆきです。

今日の夢中は、幕末の英雄たちを輩出した学問の聖地「湯島聖堂」をぶら歩きです。

■受験生の味方

湯島聖堂。
受験シーズンになると、多くの受験生が合格祈願のために参拝に訪れます。
なぜ受験生が集まるのかと言うと、それは江戸時代の創建の経緯に由縁があります。

創建は元禄3年(1690年)。
江戸幕府5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟であり、後に幕府直轄の学問所となりました。
この学問所は、孔子の生誕地である「昌平郷」にちなんで「昌平坂」と命名されました。

昌平坂学問所は、多くの偉人を輩出しました。
特に幕末期には、高杉晋作や榎本揚武、秋月悌次郎ら多くの英雄がここで学んでいます。

明治期を迎えると、この地は幕府の学問所としての役目を終えるものの、構内には、その後の教育発展を担う施設が置かれました。
維新によって誕生した文部省、わが国最初の博物館、東京師範学校、東京女子師範学校などです。湯島聖堂が「日本の学校教育発祥の地」と呼ばれる由縁ですね。

後に文部省は霞が関に移ります。博物館は上野に移ります。現在の東京国立博物館ですね。
二つの師範学校は、それぞれつくば市と文京区大塚に移りますが、現在の筑波大学とお茶の水女子大学です。もともと湯島聖堂の構内にあったから、「お茶の水」女子大学なんですね。トリビアです。



■世界最大の孔子像

現在、湯島聖堂の敷地全体が、わが国の史跡に指定されています。
それぞれなかなか趣深い建造物ですので、簡単に紹介します。

もっとも大きい建物は大成殿です。もとの孔子廟ですね。
殿内には、孔子像と、孟子ら四賢人が祀られています。

世界最大の孔子銅像もあります。
高さは4.57m。重量は1.5トンです。

孔子銅像の前にそびえ立っているのが、楷(かい)の樹です。
楷は、中国の孔子の墓所に植えられている名木です。日本では珍しい樹木みたい。
枝や葉が整然としているので、書道でいう楷書の語源ともなったといわれています。

近くには、東京十社の一つ「神田明神」や、国の重要文化財「ニコライ堂」もあり、休日のぶら歩きにおススメのエリアです。

■基本情報

・史跡名:湯島聖堂
・住所:東京都文京区湯島1-4-25
・時間:9:30~17:00(冬季は16:00)
・アクセス:JR御茶ノ水駅 徒歩2分、東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅 徒歩2分、同丸の内線御茶ノ水駅 徒歩1分




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