「バンクシー展 天才か反逆者か」バンクシー70作品以上が初上陸!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、横浜で開催されている「バンクシー展 天才か反逆者か」です。

■バンクシ―展

「バンクシー展 天才か反逆者か」
覆面アーティスト、バンクシ―の展覧会が開催されています。

場所は、横浜アソビル。期間は、2020年3月15日から9月27日まで
なんと、バンクシーの70点以上の作品が初上陸!

いったい彼は、天才なのかそれとも単なる反逆者なのか…。
今日は、見どころたっぷりのバンクシー展の模様を紹介します。

開催概要

イベント名:「バンクシー展 天才か反逆者か」
期間:2020年3月15日(日)~9月27日(日)
時間:10:00~20:30(最終入場20:00
会場:アソビル 横浜市西区高島2-14-9アソビル2F
チケット(日時指定):
(平日)大人1800円、大高専1600円、中学生以下1200円
(休日)大人2000円、大高専1800円、中学生以下1400円

■消費、政治

それでは、さっそくバンクシーのアート鑑賞旅にでかけましょう。
会場内は、テーマごとに分かれて作品が展示されています。写真撮影オーケーでしたので、彼の作品と一緒にそれぞれのコーナーを紹介しますね。。

まずは、「消費」
バンクシーの作品で頻繁に取り上げられるテーマの一つが、「アンチ消費社会」です。
刺激的な「キリスト・ウィズ・ショッピング・バッグス」や大量消費を皮肉った「トロリーズ」、A・ウォーホールの名作をモチーフにした「ケイト・モス」など、どれも辛口です。

個人的にグっときたのは、英バンド・ブラーのカバー・アートに使われた「シンク・タンク」。これ、バンクシーだったのか…。
潜水ヘルメットをかぶってキスをしようとする少年少女。これには、反戦のメッセージが込められていました。同じように、作品「HMV」もなかなかに皮肉です…。

続いて、「政治」
これもバンクシーが好んでとり上げるテーマです。もちろん、批判的なスタンスで…。
いわく「世界をより良い場所にしたいと望んでいる人間ほど、危険なものはない」。

英パンク・バンドCLASHの名曲を引き合いに出した「アイ・フォウト・ザ・ロウ」、イギリスのEU離脱を風刺した「ブレグジット」、権力の恐ろしさを表した「スマイリー・コッパー」など、どれも刺激的です。

■抗議、ウォー

さらに、「抗議」
バンクシーの作品のほとんどは、現代社会に対する抗議に満ちているように見えます。

なかでも「ラブ・イズ・イン・ジ・エア」は彼の最も有名な作品の一つでしょう。火炎瓶の代わりに花束を持つ男性。「どんな革命も平和裏に達成しなければならない」というメッセージが込められています。

さらに刺激的な作品は続きます。次のテーマは「ウォー」
バンクシーの作品には、反軍国主義を訴えるものが多数あります。彼の言葉が印象的です。
「世界で最も大きな犯罪を実行するのは、規則を破る側ではなく、規則を守る側の人間だ。命令に従う連中が爆弾を投下し、いくつもの村を破壊する」。

なかでも、「ナパーム弾」には胸が締め付けられます。泣き叫ぶベトナム人の少女と米文化を象徴する笑顔のキャラクター…。バンクシーの反戦のメッセージが強く込められた作品です。

■ラット、ガール・ウィズ・バルーン

続いてのテーマは、「ラット」
東京都内でもストリート・アートが発見されて、バンクシーの絵じゃないかと話題になった「ラット」(ねずみ)の絵。
バンクシーはネズミを再三とり上げていますが、それは、ネズミがどのような状況でも生き抜くことのできる、都会環境にもっとも適合した野生動物だから。その姿を人間と重ね合わせています

さらに、こちらも超有名な作品ですね。「ガール・ウィズ・バルーン」
もともとは2002年にロンドン・サウスバンクの階段下に描かれたもの。その後、誰かが「希望はいつもある」という一文を添えました。

2018年、ロンドン・サザビーズでそのうちの1枚がオークションにかけられましたが、その作品が過去最高額で落札された瞬間、額縁に仕込まれていたシュレッダーが起動作品の下半分が裁断され、会場に悲鳴が上がりました。
後にバンクシーの仕業であることが明かされましたが、なんとも心臓に悪いユーモアですね…。

■天才か反逆者か

他にも、映画のシーンを模した「パルプ・フィクション」やチャーリー・ブラウンが笑顔で放火(?)する「ファイア・スターター」など、バンクシーのユーモア&皮肉たっぷりの作品がずらり。
スマホアプリで、作品ごとの説明が聴けるのも素晴らしい。時が経つのを忘れて見入ってしまいました。

BANKSY GENIUS OR VANDAL?
バンクシーは、天才か?それとも反逆者か?
それは、あなたの感じ方次第。きっと、バンクシーはまったく気にしていないでしょうね…。

ありがとう、バンクシー! 「バンクシー展 天才か反逆者か」横浜は9/27まで!

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