こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、暑い日に最高の社会科見学、横浜のキリンビール工場見学です。
■工場見学ブーム
今回訪れたキリンビールの工場は、横浜市生麦にあります。
実は、趣味の街あるきの企画で、旧東海道を歩いていたときに、偶然に見つけました。
世は工場見学ブーム。加えて猛暑!のどの渇いた大人たちが放っておくはずはありません。
しばらくは予約がいっぱいとのことでしたが、今回、ついに順番がやってまいりました。
さあ、飲もう!…じゃなくて、キリンビールの製造工程を勉強しましょう。
■3つのツアー
この工場見学ツアー、休館日・年末年始を除く全日開催の「一番搾りうまさの秘密体験ツアー」(所要80分)、土日開催の「ファミリーツアー」(所要80分)、4~10月の月1回開催の「自然の恵みを感じるツアー」(所要85分)の3つのツアーがあります。
今回は、メインの「一番搾りうまさの秘密体験ツアー」に参加です。
■一番絞りうまさの秘密体験ツアー
本日参加の「一番搾うまさの秘密体験ツアー」は、約30人を1グループとして、ガイドが館内を案内してくれます。
見学ルートは、ビールの製造過程を順番に見れるようになっていて、所要時間は約80分。
キリンビールの看板商品「一番搾り」のこだわりの製法やうまさの秘密をたっぷり体験できるツアーです。
キリンビールがこだわる一番搾り製法とは、一番搾り麦汁だけでビールをつくる製法です。
世の中の一般的なビールは、一番搾り麦汁と二番搾りでできています。
一番搾り製法で使うのは、麦芽を砕きいてつくった「もろみ」から最初に流れ出る一番搾り麦汁だけ。
その上、原料は麦100%。副材料を一切使わないので、通常のビールに比べ1.5倍の麦を使っています。
麦のおいしいところだけを、丁寧に引き出しているから、うまさたっぷりなのです。
■五感をフルに使った工場見学
…と言われても、ピンと来ない人が多いと思いますが、そんな気持ちを見透かしたように、このツアーでは、五感をフルに使った工場見学が楽しめます。
まずは、一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の飲み比べ。
写真左が一番搾り麦汁、右が二番搾り麦汁です。
こ、これは…。びっくりするほどぜんぜん違う!
まずは色。一番搾り麦汁の黄金色がまぶしいっ!
そして味!文字でお伝えできないのがもどかしいですが、まるで別物!
一番麦汁の甘さが際立ちます。コクも深い。麦の持つ甘さのせいなのでしょうか。麦って、こんなに甘いんだ…。
それが実感できるのが麦芽の試食です。
麦芽なんて食べる機会がないですよね。
ぽりぽり、むしゃむしゃ。麦芽自体は無味ですが、よく噛むと甘みが染み出てきます。
こんなに甘いのはビールじゃない!…と不安になるおじさんたちを安心させるのが、ビール独特の苦味をかもし出す原料、ホップです。
キリンビールでは、世界最高峰のチェコ産のファインアロマホップにこだわって使い続けています。
このツアーでは、このホップの香りも体感できます。
これも文字で表現するのは難しいのですが、青々しいアロマ系の香りと、独特の苦味臭。やっぱりビールはこれですね!
麦の甘みとホップの渋み。いずれにもこだわった一番搾り製法。
喉が渇いてまいりました。
■試飲
そんなツアー客の心の訴えに応えるように、最後にクライマックスが訪れます。
キリンビールの試飲です。
このときすでに、すっかりキリンビール・ファンになっているので、待ちに待った瞬間です。
ツアー参加者はグラスで3杯、無料でいただけます。
せっかくですので、1杯目はノーマル、2杯目は黒ビール、3杯目はハーフ&ハーフにしてみました。
もうすっかりいい気分。最高です!
試飲コーナーのすぐ脇には、キリンのオリジナルグッズやお菓子など、お土産にぴったりなアイテムを取り揃えるファクトリーショップがあります。
至れり尽くせりのツアーですね。ヒック…。
なお、一般の方向けに、「スプリングバレーブルワリー」と「レストラン・ビアポート」いうレストラン&パブが併設されています。
クラシカルな赤レンガの建物がすてきですね。こちらもぜひ利用してみたいと思います。
ありがとう、キリンビール!勉強になりました&ごちそうさまでした!
■基本情報
一番搾りうまさの秘密体験ツアー
・キリンビール横浜工場
神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1
京急生麦駅より徒歩10分、JR新子安駅より徒歩20分
・開催日:休館日・年末年始を除く全日
・開催時間:10:00~16:00
・所要時間:約80分
・予約(電話):045-503-8250 ※10:00~17:00
・予約(HP)は、キリンビールHPからが便利です。くわしくはこちら。