東京福めぐりフィナーレ!ビルの谷間で神様に出会う?福徳神社

こんのちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、東京福めぐりの締めくくり、日本橋室町にある「福徳神社」です。

■東京福めぐり

「東京福めぐり」とは、都営浅草線の沿線にある8つの神社をめぐり、各神社の特別印を集める開運散歩です。
ホームページでは「八社開運さんぽ」とも書かれています。

これまで戸越八幡神社を皮切りに、八社のうち七つの神社を巡ってまいりました。
そうです、残すは1社。
今回は、東京福めぐり、最後の1社「福徳神社」に向かいます。

■麒麟の翼

めざす福徳神社は、東京のど真ん中、中央区日本橋室町にあります。
何がど真ん中だって?それは、歌川広重の浮世絵でも有名な「東海道五十三次」の起点がここ日本橋だから。

現在の橋梁は1911年に完成したものですが、旅の起点としての位置づけは変わらず、いまも橋のたもとに「日本国道路元標」があります。

ここから日本の各都市への距離が刻まれています。
国道1号、4号、6号、14号、15号、17号、20号がここ日本橋から各都市を結んでいます。

日本橋の橋柱には麒麟が鎮座しています。
日本の道路の起点となる日本橋から飛び立つというイメージから翼がついています。
東野圭吾さんの小説「麒麟の翼」でも、ここ日本橋が舞台となりましたね。


麒麟の翼/東野圭吾

■ビルの谷間にたたずむ社

日本橋からgoogleマップを見ながら、福徳神社を目指します。
でも見渡せど見渡せど、周囲は高層ビルばかり。本当にこんなところに神社があるのかしら?

2010年にオープンした再開発ビル「COREDO(コレド)室町」に目を奪われながら歩いていくと、そのすぐ脇に可愛らしい鳥居ありました。

四方は、コレド室町をはじめ超高層ビルが建っています。
そんな中に、ここだけ時間の流れが止まったかのように、赤い鳥居と小さな社が鎮座しています。
周りの再開発がすすむ中でも、神聖なこの地はあえて手をつけずに残したのでしょうか。

■神様に出会える神社

福徳神社の起源は、平安時代貞観年間(859~876念)にさかのぼります。
武蔵野にある福徳村の稲荷神社として祀られ、その地名をとって名づけられました。

東国への起点ゆえか、元来武将の信仰が厚く、源義家や太田道灌らが厚く信仰したことが知られています。
さらに徳川家康が江戸入府の際に同社を参詣すると、その後も度々参詣したそうです。

家康の子・二代将軍秀忠も参詣し、鳥居に若芽が萌え出ていたことに感動して「芽吹神社」という別名を与えました。
ですので、「福徳神社」という社号のほかに「芽吹稲荷」としても地元の人から親しまれているみたいです。

なんか見たことがあるなぁと思ったら、以前「COREDO(コレド)室町」のCMで蒼井優さんが神様に出会った神社ですね。実在してたんだ…。

社殿はこじんまりとしているものと新しくてお洒落な印象。
このエリアの開発と合わせて再興されたみたいですね。

■最後の特別朱印

さて、いよいよ東京福めぐり、最後となる特別朱印をいただきます。
いろんな神社、いろんな旅、いろんな歴史と出会えました。なんとも感慨深い…。

社務所に東京福めぐり専用の折帖をお渡しすると、
「当社はご自身で押していただくことになります」と脇の机を指差されました。

ちょっと微妙な感じもしましたが、これも都心の神社ならではなのかも。
むしろ最後の朱印を自分自身で押せるというのは、有りがたいこと極まりないじゃないの。

…ということで緊張しながら押印完了。東京福めぐり、八社すべてを巡り終えることができました。

ありがとう、福徳神社!ありがとう、東京福めぐり!

■基本情報

寺社名:福徳神社(芽吹稲荷)
住所:東京都中央区日本橋本町2-4-14

アクセス:東京メトロ三越前駅より徒歩2分
時間:無休、9時~17時(御朱印受付は10時~17時)

 

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