こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、北海道旅行第2弾、マッサンの余市とノスタルジーあふれる小樽です。
※第一弾、札幌グルメと大倉山展望台はこちら。
■ニッカウヰスキー余市蒸留所
北海道忘年のたび。札幌から日本海側へ、余市・小樽に向かいます。
まずは余市。目指すは、ニッカウヰスキー余市蒸留所です。
朝の連続テレビ小説「マッサン」の舞台としても有名な場所ですね。
ニッカウヰスキーの創業者「マッサン」こと竹鶴政孝が、理想のウイスキー造りを追い求めてたどり着いたのが、ここ余市でした。
豊かな水、澄んだ空気、冷涼で湿潤な気候など、彼が修行したスコットランドと似た環境であったからと言われます。
敷地面積は13.2ヘクタールと広大。
蒸留所内ではウィスイスキーの製造工程を巡ることができます。見学ツアー(要予約)もあります。
妻リタと過ごした旧竹鶴邸やリタハウスなんてのも雪の中に佇んでいました。
政孝は、遠い異国に嫁いできたリタのために、生家そっくりの門をこしらえたそうです。
ウイスキーの製造工程を巡るツアーは見どころ満載。
創業当時の「石炭直火蒸留」を受け継ぎ、今も熟練の職人が丁寧に石炭をくべています。
敷地内には酒樽を貯蔵する蔵が26あります。樽の中の原酒は木の成分を取り込みながら熟成し、琥珀色に変化していきます。
20年で1/2ほど蒸発しますが、これを「エンジェル・シェア」(天使の分け前)と呼ぶんだって。天使も酔っ払っちゃうね。
■ウイスキー博物館
ウイスキーの歴史や、ニッカウヰスキーの生い立ちを学べる「ウイスキー博物館」なんてのもあります。
マッサンの夢が現実のものとなった「第1号ウイスキー」も展示されています。
ちなみに、ニッカはウイスキーの前はりんごジュースを造っていました。
ウイスキーは蒸留した原酒を長年寝かせなければいけないので、その間、ジュースを売って食いつないだんですね。
だから、前身の会社名は「大日本果汁株式会社」。大日本果汁→日果→ニッカとなったんですって!知らなかった…。
もうひとつトリビアなネタを。なぜ「ウイスキー」でなく「ウヰスキー」なのか?
もともとは、ウイスキーは水が命なので、井戸の「井」の字を使って『ニッカウ井スキー』で登記申請したそう。
ところが、当時は漢字とカナを混ぜて登録できず、やむなくカタカナの『ヰ』を使ったのだとか。これまた知らなかった…。
最後は、お楽しみの試飲コーナー!シングルモルト余市やスーパーニッカなど、3種類の酒を無料で試飲できます。
うわぁ~、身体があったまるわー。マッサン、ありがとう!
■小樽ノスタルジア
すっかり気持ちよくなった状態で、次は小樽へ。
北の商都として栄えた小樽。いまや観光のメッカです。
そのシンボルとも言えるのが運河沿いの街並み。ノスタルジーあふれる石造りの倉庫が建ち並びます。
夜は63基のガス灯が灯って、幻想的な世界が浮かび上がるようです。これも見てみたいなぁ。
今回は、余市を思いのほか堪能(飲酒?)してしまったため、ほとんど時間もなく、北一硝子でコップを購入して終了。
それにしても観光客が多かった…。特にアジア系の。雪も珍しいんでしょうね、楽しそうに通りを歩いていました。
昼は海鮮丼!北海道の食は、もはや日本の芸術ですね。
こちらもワインを傾けながら、がっつり平らげました!ごちそうさまでした!!
■ありがとう北海道
ということで、札幌から余市・小樽まで、初冬の北海道旅行を満喫させていただきました。
北海道って、観光素材も豊富だし、食も酒も美味しいから、リピートしちゃいたくなりますね。
おかげで、忘年旅行の趣旨のとおり、1年の疲れが癒されました。いろいろあったけど、終わりよければ全てよし…ということで。
ありがとう、北海道! ごちそうさま、北海道! また会おう、北海道!