凶を吉に替えましょう!開運招福の"鷽(うそ)替え神事"湯島天神にて

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、東京都文京区にある湯島天神の鷽(うそ)替え神事を紹介します。

■鷽(うそ)替え神事

「鷽(うそ)替え神事」ってなんですかー?
そんなあなた、心配ありません。館長ふゆきもまったく知りませんでした。

実はたまたま、朝のニュースで湯島天神からの中継が入ると、「鷽(うそ)替え神事」なるものが紹介されました。
なんでも、1年に1回、1月の初天神の日(関東は25日)に行なわれている行事なのだとか。

そんでもって、「鷽(うそ)替え神事」ってなんなの…?
ニワカの館長ふゆきが教えてあげましょう。「鷽(うそ)替え神事」とは、菅原道真を祭神とする天満宮で行なわれる、特別な神事です。

「鷽(うそ)」が「嘘(うそ)」に通じることから、前年にあった凶事や災厄を嘘として、新しい1年の吉に替えることを祈念して行なわれます。
これまでの悪いことを除いて、これからを良くしようという、開運招福の願いが込められています。

「鷽(うそ)」はスズメの仲間で、古来から天神さまゆかりの鳥として親しまれています。
首から頬にかけて紅く染まっているのが特徴の、鳴き声もかわいらしい鳥です。

(鷽(うそ)/Wikipediaより)

「鷽(うそ)替え神事」では、この鷽(うそ)を模した木彫りを交換し合います。
昔は木彫りの鷽を持った人たちが境内に集まり、「替えましょ、替えましょ」というかけ声とともに、木鷽を交換し合ったそうです。
今では、神社の寺務所などで、古い木彫りの鷽を新しいものに交換します(買います)。
湯島天神では、2種類の木彫りの鷽があり、大700円、小500円でした。

(木彫りの鷽/湯島天神HPより)

…といっても、訪れたときはすでに大行列。
結論から言うと、木鷽を手に入れることは断念しました…。
なんてったって、この日(1/25)は記録的な大寒波の到来日。何時間も並んでたら凍っちゃうよ。。。皆さん、我慢強い!

■湯島天神ぶら歩き

代わりに、湯島天神の境内をぶらり散歩です。

湯島天満宮。通称「湯島天神」。
学問の神様として知られる菅原道真を祀っているだけあって、受験生と思しき若者も結構います。
絵馬も満杯、ずっしり積まれています。こりゃぁ道真公も目を通すのが大変だ。。。

創建は458年。もともとは天之手力雄神という神様を祀っていましたが、南北朝の時代(1355年)に住民の請願により菅原道真を勧請して合祀しました。
東京23区の神社仏閣のほとんどが江戸・昭和期に転封・移転していますが、この湯島天神は昔から同じ場所に社を構えています。そんなことからも強運の神様と人気が高いみたい。

摂社である戸隠神社。
今は社殿の奥にひっそりと佇んでいますが、実は菅原道真が祀られる以前からの地主神。

(摂社:戸隠神社)

隣りには末社の笹塚稲荷神社がありました。合わせてお祈りを。

(末社:笹塚稲荷神社)

ぶるぶるっ…本当に寒い1日でした。
今年は、嘘を吉に替えるのは大変だ…。「鷽(うそ)替え神事」、来年はもう少しあったかいといいなぁ…。

ありがとう、湯島天神!ありがとう、鷽(うそ)替え神事!

■基本情報

名称:湯島天満宮
住所:東京都文京区湯島3-30-1

アクセス:東京メトロ油島駅から徒歩2分、JR御徒町駅から徒歩8分
開門時間:午前6時~午後8時(御朱印は午前8時30分~午後5時30分)

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