大政奉還150周年!ゆかりの”人”を巡る旅 <br>吉田松陰と松蔭神社

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、大政奉還150周年!ゆかりの”人”を巡る旅、「吉田松陰と松蔭神社」です。


(松蔭神社にある吉田松陰像)

■大政奉還150周年!ゆかりの"人”を巡る旅

今年(2017年)は、江戸から明治へと時代の舵を大きく切った大政奉還から150年目となる記念すべき年です。

後に「幕末」そして「明治維新」と呼ばれるこの一大転換点は、数多くの英雄と数多くのドラマを生み出しました。
”歴史”&”街あるき”好きとして、この節目の年を捨て置くことはできません。
個人的に勝手なお祝いイベント『大政奉還150周年!ゆかりの"人”を巡る旅』を開催中です。

初回となる前回は、大政奉還の引き金となった黒船ペリーをとり上げました(そのときの記事はこちら)が、今回は、その黒船に大きく運命を左右され、そして維新の英雄たちの運命を大きく左右した人物、吉田松陰です。

■吉田松陰

吉田松陰は、長州藩出身の思想家であり教育者です。
「明治維新の精神的指導者」と言われるように、維新を推進した英雄たちに大きな影響を与えました。


(吉田松陰像 山口県文書館蔵)

1830年、長州萩城下に生まれます。
幼少期に、叔父で山鹿流兵学師範である吉田泰助の養子となり、兵学を修めました。
11歳のときには、藩主に御前講義を行い、その才能を認められることとなりました。

修学心は止まることを知らず、長沼流兵学も修めましたが、アヘン戦争で清が西洋列強に大敗したことをすると、西洋兵学を学ぶために九州に遊学。
さらに江戸に出て天才学者・佐久間象山に師事しました。

思い立ったら止まらないひとだったんでしょう。
1853年のペリー来航の際には、佐久間象山とともに黒船を観察に向かっています。
そこで西洋の先進文明に心を打たれると、外国留学を決意して外国船への乗船を企図します。


(黒船来航を伝える当時の瓦版)

1854年、ペリーが再来航したときに、海岸にあった漁船で旗艦に漕ぎ寄せて乗船しました。
そこでアメリカへの渡航を請願するものの、拒否されて願いはかなわず、下田奉行所に自首して投獄されました。

■松下村塾

その後、長州藩萩の生家で幽閉される身となりますが、ここで「松下村塾」を開講します。
この松下村塾こそ、後の維新の志士のインキュベーターとなった重要な組織です。
塾生には、久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋など、錚々たるメンバーが揃います。

ちなみに、松下村塾は、一方的に師匠が弟子に教えるものではなく、一緒に意見を交わしたり、文学だけでなく登山や水泳なども行う「生きた学問」であったと言われます。


(松蔭神社にある松下村塾(複製))

もともと、日本の将来に対する強い危機感から、討幕論を展開していた松陰です。
1858年に、幕府が無勅許で日米修好通商条約を締結したことを知って激怒し、老中の間部詮勝を暗殺することを企てます。

1859年、「安政の大獄」に連座して、東京の伝馬町牢屋敷に投獄。そこで処刑されました。
享年30歳。墓所は故郷の萩のほか、世田谷区松陰神社にあります。

■松蔭神社

今回は、吉田松陰の墓所のある、東京都世田谷区の松蔭神社を歩きます。

もとは長州藩主の別邸があったところで、松蔭が刑死した後、松下村塾の門下生・高杉晋作、伊藤博文らが、小塚原回向院にあった松蔭の墓をこの地に改装しました。
そこで社を築いて松蔭の霊を祀ったことが松蔭神社の始まりです。


(世田谷区の松蔭神社)

境内には、松下村塾のレプリカがあります。
松蔭が塾生に教育を施したのは、わずか2年半ですが、先に述べたとおり、久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋など多くの逸材を育てました。


(松下村塾の講義室(複製))

そしてこちらが、東京・松蔭神社にある吉田松陰の墓です。
幕末期の長州征伐の際、幕府によって一度破壊されますが、明治に入り、長州の木戸孝允らにより修復・再建されました。

木戸孝允は、薩長同盟を西郷隆盛と結んだ英雄。旧名は桂小五郎です。
彼が寄進した鳥居が墓所の前に残っています。

松蔭は、門下生たちに次の辞世の句を残しました。

身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂

彼の遺志は、その門下生らに受け継がれることになります。

全く関係ないことですが、ここを訪れる途中、偶然に高校時代のクラスメートに会いました。
そういえば、そのときの担任の先生って名前なんだっけな?顔は思い出せるんだけど…。

今日は、維新の英雄を育てた吉田松陰とそのゆかりの地を訪れました。

ありがとう、吉田松陰と松蔭神社!…松下村塾で学びたかったな。

■基本情報

社名:松蔭神社
住所:東京都世田谷区若林4-35-1
アクセス:東急世田谷線松蔭神社駅 徒歩3分
開門時間:午前7:00~午後5時
お守り・お札受付時間:午前9時~午後5時

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