八百万の神々が集まる神社の中の神社「出雲大社」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、日本神話にも登場する神々の社、出雲大社です。

■出雲大社とは

出雲大社
島根県出雲市にある、古事記に創建が記載されるほどの由緒ある神社です。
神社の中の神社と言っていいでしょう。

何しろ、旧暦の10月を神無月といいますが、ここ出雲では神在月と呼びます。
なぜならその月に、全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まるから。
他の土地は神様が留守になるので神「無」月と言いますが、ここ出雲では神が集まるので神「在」月と呼びます。それくらい偉い神社なんです。

主祭神は、大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)
大きな袋と打出の小槌を持って米俵の上に立つ「だいこく様」の姿でもお馴染みですね。
また「因幡のしろうさぎ」では、ワニに毛皮をはがされて泣くうさぎを助けた、やさしい神様として知られています。

■初参拝

そんな出雲神社を初参拝。
正面にどーんと立つ鳥居は、「勢溜(せいだまり)の大鳥居」
高さ8.8m。脇に立つ「出雲大社」の石碑は、絶好の撮影スポットとなっています。

鳥居をくぐって、参道を歩きます。出雲大社の参道は全国でも珍しい下り参道。
しばらく歩くと、見事な松並木が続く「松の参道」へ。なんか、参道を歩くだけで心洗われるような気がします。

さらに歩くと、境内入り口右手に、「ムスビの御神像」があります。
これは、古事記の一場面をあらわしています。大国主大神が「魂」を頂く時の場面を表現しているそうです。

一方、境内入り口の左手に建つのが、「御慈愛の御神像」
こちらは、「因幡のしろうさぎ」でお馴染み、大国主大神が傷ついたうさぎに手を差し伸べているシーンを表現しています。

■拝殿

それでは、手水舎で手と口を清めてから、銅鳥居をくぐって境内に入ります。

目の前に建つのが、拝殿です。
高さ12.9m。1963年に新築された建物で、戦後最大の木造神社建築と言われているそうです。

しめ縄もでかい…。長さ6.5m、重さは1トンあるのだとか。
しかも面白いのは、出雲大社のしめ縄は一般の神社とは左右逆であること。
一般の神社は、神様に向かって右方を上位、左方を下位にしていますが、出雲大社はそれとは逆。神様に向かって左方を上位、右方を下位にしていることから、逆向きのしめ縄になっているそうです。
さすがは、神社の中の神社、唯一無比のプライドを感じます。

ちなみに参拝の仕方も独特。
二礼二拍手一礼という参拝が一般的ですが、出雲大社では「二礼四拍手一礼」
4回拍手するのですが、これには「幸せのシ」だとか、「一霊四魂」から来ているとか、いろいろな説があるそうです。詳しい理由は分かっていないみたいです。

■御本殿

さらに進むと、奥に見える三角の屋根が御本殿
高さは約24mあります。大社造りと呼ばれる日本最古の神社建築様式です。
残念ながら、御本殿を直接参拝することはできません。

御本殿の御祭神に最も近づける場所が八足門
通常はここから御本殿を参拝することになります。
でも正月5か日は八足門が開放されるのだそう…。むむっ。次は正月か…!?

■白うさぎ

さらに境内には、出雲大社ゆかりの動物たちも鎮座しています。

拝殿の近くにあるのが、「神馬神牛像」
神馬は、撫でれば子宝・安産に恵まれ、神牛は、学力向上が期待できると言われています。

さらに、境内には、可愛らしい白うさぎの像をあちこちに見ることができます。
境内を散策してウサギ探しをするのも楽しいかも。

神社の中の神社、出雲大社。広い境内は、見どころがいっぱい。ぐるり一周すると、見も心もリフレッシュできますね。
ありがとう、出雲大社!

■基本情報

名称:出雲大社
所在地:島根県出雲市大社町杵築東195

アクセス:JR出雲市駅からバスで25分
参拝時間:6:00~20:00

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