鎌倉七福神巡り「鶴岡八幡宮」 シンボル鳩と武運かなえた弁財天

こんにちは。夢中図書館へようこそ。

今日の夢中は、鎌倉七福神巡り「鶴岡八幡宮」です。

■鎌倉七福神巡り

鎌倉七福神巡り。正確には、鎌倉・江の島七福神巡りと言います。
古都鎌倉と江の島の八つの寺社に祀られている、幸運を招く七福神を参拝するたびです。

ちなみに、なんで八社かというと、弁財天を祀る寺社が2つあるから。
江戸時代に正月行事として一般化しましたが、現在では通年で参詣することができます。

前回、風光明媚な北鎌倉の地に足を運び、この鎌倉七福神巡りをスタートしました。
※そのときの記事はこちら

今回はさらに足を延ばして、七福神巡りの多くの寺社が集まる鎌倉へ。
今日はそのうちの一つ、「鶴岡八幡宮」を訪問です。

■鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮は、鎌倉のなかでも特に多くのひとで賑わう、由緒ある神社です。

創建は、康平6年(1063年)。
源頼義が奥州を平定して鎌倉に帰り、源氏の氏神として八幡宮を勧請したのが始まりです。

その後、源頼朝が鎌倉に入ると、現在の地に社殿を遷しました。
以来、鶴岡八幡宮は関東の守護、国家鎮護の神社となり、全国から崇敬を集めるようになりました。

現在の本宮は、文政11年(1828年)造営の代表的な江戸建築。
61段の石段を上ると、荘厳な建物が目の前にそびえ立ちます。

朱塗りの本宮と周囲の緑のコントラストが美しい…。しばし見入ってしまいます。

本宮に掲げられた「八幡宮」の額。「八」の字は、向かい合ったをあらわしています。
鳩は古来から、八幡神の使いとして崇められてきました。鎌倉時代には多くの武将が勝ち運を呼ぶ鳥として、鳩を家紋にあしらっていたそうです。

石段の下にある舞殿は、源義経の側室・静御前が舞をおさめたとされる場所に建っています。
残念ながら、彼女の願いむなしく、義経は兄・頼朝に攻め滅ぼされました…。

■旗上弁財天

さて、鎌倉七福神巡りの一つ、弁財天を祀るのが、鶴岡八幡宮の境内社「旗上弁財天」です。

源頼朝が平家の滅亡を祈願したとされる同社は、源平池の一つ「源氏池」の中島にあります。
島には、頼朝の旗上げにちなんで、源氏の二引きの旗が多数掲げられています。

弁財天は、武運長久、大願成就の福神です。
頼朝の願いは、弁財天への信仰がかなえたのかもしれませんね。

なお、国の重要文化財に指定される弁財天像は、境内の東側にある鎌倉国宝館に安置されています。

ありがとう、鶴岡八幡宮! ありがとう、旗上弁財天

■基本情報

名称:鶴岡八幡宮
所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31

アクセス:JR鎌倉駅・江ノ電鎌倉駅から徒歩10分

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