こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、東京幻想さんが新宿マルイアネックスで個展を開催!「東京幻想2021 -spring-」をレポートします。
■東京幻想
廃墟化した東京の街を圧巻の創造力で描き出すクリエイター、東京幻想さん。
2020年5月に発売された「東京幻想作品集」は、発売から2週間で発行部数が1万5,000部をあげるヒット作品に。
館長ふゆきも、「日常は固定されたものではない」という同氏の言葉に共感。日常と隣り合わせにある「非日常」の世界に魅入られました。
そんな東京幻想さんの個展が開催されています。
場所は、新宿マルイ アネックス7階、ギャラリー「Edition」。
期間は、2021年3月16日(火)から4月7日(水)まで
営業時間は、11:00から20:00まで。入場無料です。
新宿歌舞伎町をテーマにした描き下ろし作品も展示するとのこと。
これは行かないという選択肢はない…。
…ということで、さっそく東京幻想さんの個展「東京幻想2021 -spring-」に行ってきましたので、その模様をレポートします。
■歌舞伎町幻想
会場は、新宿マルイアネックスの7階の一画。
こぢんまりとしたスペースが、東京幻想さんのアート作品で埋められていました。
ギャラリーの中央に展示されているのが、「歌舞伎町幻想」。
この個展に向けて描き下ろされた作品です。ピンク色の桜に包まれた新宿歌舞伎町…。
ネオンの前に寝そべる虎は、花見で酔いつぶれた人間のメタファーでしょうか…。幻想的で美しい作品です。
そのアート作品の前には、もう一つの見どころとも言える、「幻想プラモ」が置かれています。
絵だけじゃないんだな、東京幻想さんの才能は。こちらも、車文明の遺産のように朽ちながらも残る姿が美しいです。
■廃墟と化した東京
さらに圧巻なのは、会場奥にでっかく展示されている、廃墟と化した銀座の風景…。
銀座に何が起きたのだろう…。変わり果てた銀座の街を、精緻な筆で描いています。
銀座三越の像が飛び出たかのようなライオンが立ち尽くしています。マスクをしてますね。
さらに古びた都電車両(?)のなかには、カオナシが…。想像力は無限大ですね。
他にも作品がいっぱい。
東京幻想作品集にも掲載されている、廃墟と化した東京の名所がずらり…。
引き込まれるわぁ…。時を忘れて見入ってしまいます。
エコバッグやクリアファイルなどのグッズも販売しています。
幻想プラモをイラスト化したコースターも売っていました。これはマストバイでしょう…。
もちろん、「東京幻想作品集」も売ってますよ!
廃墟と化した東京…。
決してあってほしくない未来だけど、その姿は儚くも美しい…。
それは過度に密集・都市化が進む現代社会への、東京幻想さんからの警鐘なのかもしれません。
やっぱり、自然って心やすらぎますよね…。間近に見れて、感慨ひとしおでした。
ありがとう、東京幻想さん! ありがとう、「東京幻想2021 -spring-」!