こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、伊達政宗ゆかりの神社、「大崎八幡宮」を参拝します。
■伊達政宗ゆかりの史跡
東北の王者、伊達政宗ゆかりの地を巡る旅。
はじめは、宮城仙台の地に築いた王者の城、「仙台城」(青葉城)。
伊達政宗の騎馬像をはじめ、本丸跡、大手門跡、二の丸跡、三の丸跡など、広大で堅固な造りに、政宗の天下取りの野望を垣間見ました。
そして、その王者・政宗が眠る霊廟、経ヶ峰に築かれた「瑞鳳殿」。
黒を基調にしながら、黄金と極彩色の装飾をまとい、質実剛健にして豪華絢爛。これぞ東北に覇権を敷いた王者の霊廟という風体でした。
いずれも、荘厳壮麗な史跡です。
あと10年早ければ天下を取れていたと称される伊達政宗。その威信に圧倒されました。
■大崎八幡宮
さらに時間があれば、伊達政宗ゆかりの神社を訪れましょう。
仙台城(青葉城)から足を伸ばして、仙台城の北西の地にあるこの神社へ。「大崎八幡宮」です。
くわしい創建年は不明ですが、平安の昔、坂上田村麻呂が武門の守護神である宇佐八幡宮を現在の岩手県水沢市に勧請、鎮守府八幡宮と称したことがはじまりと言われます。
室町時代に、奥州管領・大崎氏が本拠地(現在の宮城県大崎市)に遷したために、大崎八幡宮と言われるようになりました。
大崎氏の改易後、東北に覇権を敷いた伊達政宗が御神体を居城の岩出山城に安置。
仙台城の築城とともに、仙台城の乾(北西)の方角にあたる現在の地に祀りました。
以降、仙台総鎮守として、歴代藩主から篤く信仰されています。
また、仙台市民からもひろく崇拝を集め、元旦や例大祭などの祭事には多くの市民が集まります。
特に1月14日に、神社の境内で正月飾りを焼いて無病息災・家内安全を願う「どんと祭」は多くの人々で賑わいます。その際に御神火をめざして参拝する「裸参り」は杜の都・仙台の冬の風物詩として有名。
無病息災・疫病退散をつよく願いたいですね…。神様、伊達様、何卒よろしくお願いいたします。
ありがとう、大崎八幡宮! ありがとう、伊達政宗公!
■基本情報
名称:大崎八幡宮
所在地:宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
アクセス:仙台西口バスプール、10番・15番乗り場より、仙台市営バス利用。「大崎八幡宮前」下車。