仙台牛たん紀行。伊達の牛たん本舗「芯たん」、牛たん発祥「太助」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日は、東北仙台でご当地グルメ旅「仙台牛たん紀行」、おいしい牛たんの店を紹介します。

■伊達の牛たん本舗

仙台牛たん紀行…。
伊達政宗が築城した仙台城(青葉城)を訪れたら、ぜひこちらの店にもお立ち寄りを。
それが、杜の都の極上牛たんを提供する「伊達の牛たん本舗」青葉城店です。

仙台城(青葉城)の城内に建つこちらのお店。
すぐ近くには、伊達政宗公の騎馬像が凛々しく立っています。

1階が物販、2階がレストラン。2階に上って、仙台名物・牛たんをいただきます。
オーダーしたのは、数量限定の「芯たん定食」です。

「芯たん」とは、牛たんの中でも特に柔らかい部分を厚切りにして提供するメニュー。
同店の人気メニューです。ちなみに、「芯たん」は伊達の牛たん本舗の登録商標になっています。

待つことしばらくして、やって来ました、「伊達の牛たん本舗」が誇る「芯たん」。
まるでステーキ…。なんて分厚くて、なんて美味しそうなのでしょうか…。

たまらず、箸で1枚掴むとガブリ。すると厚めの肉から弾むような食感が…。
プリっとした歯ごたえがありながら、噛むととろけるように柔らかい

味付けは、程よく塩を付加しただけ。肉そのものの味を楽しめます。
噛むほどに肉汁が広がって、口の中は牛たんパラダイス状態。

ご飯がどんどん進みます。お替わりもできるので心配なし(苦笑)。
最後は、これまたおススメの牛テールスープで〆
仙台城に伊達政宗あり、仙台に伊達の牛たんあり。至福の芯たん定食でした。

■太助

仙台牛たん紀行、続いてはこちらの店へ。
仙台名物牛たん焼きの発祥の店「味太助」。その国分町にある「太助分店」を訪れました。

いまでは全国に知られる仙台牛たんですが、その生みの親は「味太助」の初代佐野啓四郎氏(故)でした。
ときは戦後の混乱期。食糧難のなか、焼き鳥を中心とした飲食店を経営していた佐野さんは、なにか新しい料理を提供できないかと頭を悩ましていました。

そのとき、知り合いの洋食屋のコックから「牛の舌ほどうまいものはない」と紹介されます。
疑いながらも洋食のタンシチューを食べてみると、これが超美味でした。

佐野さんは試行錯誤を重ねながら、日本人の好みに合う牛たん焼き造りに挑みました。
はじめは牛たんの原料集めにも苦労したそうです。材料が手に入らず、朝一番の汽車に乗って山形まで買い出しに行くことも…。

そして、生まれたのが仙台名物「牛たん焼き」です。
スライスして、塩味で寝かせて焼くなどの現在の手法もこのときに生まれました。
初代啓四郎氏は平成6年に他界。いまその発祥の味は、息子の和男さん(現店主)に受け継がれています。

それでは早速、発祥の牛たん焼きをいただきましょう。
注文したのは、牛たん焼きと牛ハラミ焼き、ご飯、テールスープです。

これは結構なボリュームだ…。少し焦げ目のある焼き色とにじみ出た脂の輝きが食欲をそそります。
たまらず肉に食らいつきます。ガブリと噛むと、口じゅうに広がる肉の旨み…。

絶妙な塩味が、さらに箸を進めます。牛たん、牛ハラミ、ご飯、テールスープ、そして牛たん…。
エンドレスなループのはじまりです。炭火の焼き味も絶妙なアクセント。これはもう我慢できません。

禁断の(?)麦酒をオーダー…。これがもう、牛たんとベストマッチです。
もはやこのループを止めることはできません。ボリュームある皿も、あっという間に平らげ、満腹&満足のフィニッシュとなりました。

さすがは、仙台名物牛たん焼きの発祥の店。その伝統の技と味は今も確実に受け継がれています。
洋食からヒントを得て生まれた牛たん焼きは今や、「牛たん焼きほどうまいものはない」と誇れる仙台名物となりました。


…ということで、今日は仙台牛たん紀行。2つの名店で仙台名物牛たん焼きをいただきました。
杜の都仙台に牛たんあり。皆さん、仙台を訪れた際はぜひご賞味ください。

ありがとう、伊達の牛たん! ありがとう、味太助!

■基本情報

【伊達の牛たん本舗 青葉城店】
店名:伊達の牛たん本舗 青葉城店
住所:宮城県仙台市青葉区川内1 青葉城跡内
アクセス:JR仙台駅からバスで約20分「仙台城址」下車、仙台地下鉄「国際センター」駅から約900m
営業時間:11:00~15:00
定休日:無休

【牛たん太助 分店】
店名:牛たん太助 分店
住所:宮城県仙台市青葉区国分町1-5-10
アクセス:JR「仙台」駅西口から徒歩25分、仙台地下鉄「広瀬通」駅から徒歩5分
営業時間:11:30~22:00
定休日:火曜日

ブログランキングに参加しています!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事