日本ではじめた鉄道が走った区間を歩く旅!品川歴史館で衝撃の事実…

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

日本ではじめて鉄道が走った区間を歩くたび。

今回の注目スポットは、大井町から大森に向かう途中の「品川歴史館」です。

■品川歴史館

街あるきでちょっと困るのはトイレ。
ちょうど道沿いにあった建物に、何の気なしにちょいと立ち寄りました。それが「品川歴史館」です。

歴史好きにとっては興味は引かれるものの、はじめて聞く名前。当初の目的地でもなく、あくまでメインはトイレ(失礼)…のつもりでした。

こじんまりとした建物の中は、東海道五十三次の品川宿を再現したミニチュアの街並みが並んでいます。

2階は図書資料室になっていて、品川の歴史に関する書物が収められています。

その一角に、まさにこの旅の目的である、明治初期の鉄道開業時の品川駅を再現したミニチュアがありました。
すぐ脇が海。よくこんなところに線路を敷設したもんです。
でも、景色は綺麗だったんだろうなぁ。150年前に思いをはせて、ちょっと感動です。

その脇には開業当時の切符(複製)が展示されています。こんな風に印字があります。

「迄濱横 リヨ 川品 等一第
SHINAGAWA TO YOKOHAMA FIRST CLASS」

二ヶ国語表記なんですね。英語の方がわかり易い(苦笑)。
ちなみに「等級」は一等から三等まであり、切符の色も分かれています。
鉄ちゃん垂涎の品なんだろうなぁ。

開業当時の運賃・時刻表なんかもありますので、鉄ちゃん・鉄子さんの皆様、ぜひ訪れてみてください。

■衝撃の事実!?

…などと、館内をぶらぶら歩きながら、当時の図書を眺めておりましたら、そこに衝撃の事実が!

「品川駅は、明治5年(1872年)5月7日に開業した駅です。
日本ではじめて鉄道が走ったのが、品川〜横浜間で、その4ヶ月後の9月に品川〜新橋間が開通し、正式開業しました。」

なんと!「日本ではじめて鉄道が走った」のは「品川〜横浜間」ですと〜!?

冒頭で高らかに謳っているとおり、私はいま、「日本ではじめて鉄道が走った区間を歩くたび」を進めています。
旧「新橋」駅から…。

「品川〜横浜間」だとすると、これまで歩いた新橋〜品川はどうなるの(悲鳴)

とはいえ、「正式開業」は「新橋〜横浜間」であったのは間違いありません。
旧新橋駅に出発点の証「0哩(ゼロマイル)標識」もありますし。
品川はあくまで仮開業。気にしない、気にしない…。

ちょっとトイレに寄ったつもりが(失礼)、えらいもんを見てしましました。
おそるべし、品川歴史館…。
予期せず動揺してしまいました(苦笑)。

さあ、気を取り直して、今一度出発します、「日本ではじめて鉄道が走った区間を歩くたび」へ。

もう品川駅も過ぎたし、仮開業だろうが、正式開業だろうが、何の後ろめたさもありません(気丈に)!

いざ行かん!次は大森駅へ(気丈に)!

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