
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
そのときどきの「夢中」をとり揃える――夢中図書館。
この「街あるき館」では、街の気になるスポットやグルメなど、その街ならではの「夢中」を紹介しています。
今日の夢中は、わずか1カ月だけ現れる「瑠璃色の奇跡」。秋田の秘境・秋扇湖に浮かぶ神秘の「水没林」です。

■秋扇湖に浮かぶ神秘の水没林
今回の街あるきブログも、前回に続いて、みちのく秋田遠征レポートです。
前回訪れた田沢湖から北へ車を走らせると、もう一つの幻想的な湖に辿り着きます。
玉川ダムの下流に位置する「秋扇湖」(しゅうせんこ)。
ここで、5月から6月中旬にかけての短い時間だけ、言葉を失うほどの光景に出会うことができるのです。
それが、初夏の限られた時期にしか姿を現さない「水没林」です。
瑠璃色の湖面に浮かぶ新緑に彩られた木々の光景は、まさに「瑠璃色の奇跡」。一生に一度は見たい神秘の絶景です。

なぜ水没するかというと、山から雪解け水が流れ込み、ダムの水位が上昇するため。
5月になると田んぼに使用するため水を下流へ放流するため、瑠璃色の湖面に「水没林」が姿をあらわします。

圧巻の青と緑のコントラスト。まるでファンタジーのような光景が眼前に広がります。
まず驚かされるのが、その湖面の美しさです。「玉川ブルー」と呼ばれる独特の青色は、光の加減で鮮やかな瑠璃色やコバルトブルーに変化します。

その真っ青な水面から、青々と葉を茂らせた木々がニョキニョキと生えている光景は、ファンタジー映画のワンシーンのよう。
木々が水に浸かりながらも、力強く若葉を芽吹かせている姿には、自然の生命力を感じずにはいられません。

心が洗われるような秋扇湖に浮かぶ水没林の絶景ですが、しばらく見ることができなくなります。
ダム湖の下流にある鎧畑発電所で令和9年3月から令和14年3月にかけて改良工事が予定されているためです。
次に出会えるのは6年後…。今年(令和8年)は工事前に「瑠璃色の奇跡」に出会えるラストチャンスです。ご覧になりたい方はぜひ足を運んでください。

今日の夢中は、わずか1カ月だけ現れる「瑠璃色の奇跡」。秋田の秘境・秋扇湖に浮かぶ神秘の「水没林」でした。
ありがとう、秋扇湖! ありがとう、瑠璃色に浮かぶ水没林!
■基本情報
名称:秋扇湖
住所:秋田県仙北市田沢湖玉川秋扇湖
アクセス:JR田沢湖駅より約13キロメートル、盛岡ICより車で約75分



