ワールドベースボールクラシック(WBC)2次ラウンド、日本ーオランダ戦。
白熱の試合は、延長11回のタイブレイクまでもつれ込む大接戦の末、侍ジャパンが勝利を収めました。
もうヘトヘトです。
何しろこちとら、その前のイスラエルーキューバ戦から観戦してるんだから。
試合にもしびれましたが、足も尻もしびれました。
ずーっと、硬くて狭いシートに座ってたから、軽いエコノミー症候群みたいな感じ?
でも勝ったから、良かった良かった。
その白熱の日本ーオランダ戦の詳細は、テレビのニュースやスポーツ新聞で見てもらうとして、今回の「夢中」は、WBCならではの野球観戦の不思議。
それは、日本が守備についているときの、スタンドを埋める観客たちの不思議な一体感。
ピンチになると、誰からともなく、スタンドから声援が飛びます。
「がんばれー」「いいぞー」「がんばって!」
そのエールに同意を示すかのように、その後、スタンド全体が拍手に包まれます。
千賀がピンチのとき、松井のカウントが悪くなったとき、そして則本を後押しするように、スタンドから声援が飛びました。
これって、選手たちにとってすごい力になってるんじゃないかな。
普段のプロ野球では味わえない雰囲気です。
なぜって?
普通は、両チームの応援団が詰めかけているから、自チームが守備のときは、相手チームがどんちゃん騒いでいます。
あくまで主役は攻撃側。守備にかける声なんかかき消されちゃうし、スタンドが一体になるなんてない。
これって、WBCの、しかもホームゲーム(圧倒的な)ならではだよね。
そんな声援に、特に力をつけられたのはピッチャー秋吉かも。
7回二死一塁の場面でリリーフ登板。
相手は3回に特大ホームランを放っている、オランダの四番バレンティン。
両者、ヤクルトで同僚なんですよね。
「チームメイトだけど今は敵。めっちゃ投げにくかった」と複雑な心境を明かした秋吉。
会場の大声援に後押しされて、チェンジアップで見事に三振をとりました。
ヤクルトの主砲とリリーフエースというチームメイト同士の国をかけた真剣勝負。
大歓声がスタンドを包むなか、2人の「やり切った」と言わんばかりの笑顔が印象的でした。
やっぱり野球っていいですね。
侍ジャパンの選手たちも、想像以上に国を背負うプレッシャーが強いと思います。
普段のピッチングとちょっと違うもんね。
だから、僕らもプレッシャーをかけるんじゃなくて、「元気玉」をあげるつもりで声援を送り続けられたらいいと思います。
まだまだ厳しい戦いは続きます。
がんばれ、侍ジャパン!次も精一杯の「元気玉」を送ります!