創建千年の関東のお伊勢さま め組のひとも大暴れ? 東京十社”芝大神宮”

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、浜松町から東京タワーに向かう途中にある由緒ある神社、東京十社巡り「芝大神宮」です。

■関東のお伊勢さま

東京タワーのふもとにある、芝大神宮。
創建は、遠く平安時代の1005年。一条天皇の御世に創建された由緒ある社です。

伊勢神宮と同じ、天照大御神と豊受大神の二柱を、主祭神としてお祀りしています。

鎌倉時代に入り、源頼朝の篤い信仰のもと、社地の寄贈を受けて栄えました。
江戸時代においても、徳川幕府の篤い保護を受けて、関東一円の庶民信仰を集め、「関東のお伊勢さま」と親しまれるようになりました。
その当時の賑わいは、安藤広重の錦絵にうかがうことができます。(HPはこちら。)


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■オフィス街のなかの神社

浜松町駅を降りて、東京タワー方面に歩いていくと、雑居ビル群の中に、こつ然と鳥居と石段が現われます。

ここ浜松町・芝一帯は、日本でも有数のオフィス街を形成しており、その中に昔ながらの神社があるのは、なんとも不思議な感じ。もちろん、嫌いではありません。
特に東京タワーと神社のコラボというのは何とも趣があります。

さて、石段を登って社殿をお参りします。
ふと目に飛び込んできたのは、狛犬の台座に刻まれた「め組」の文字。
個人的には、ラッツ&スターの名曲「め組のひと」(1983年)を思い出しましたが、この「め組」、実在の火消しだったようです。

■め組の喧嘩

「め組」は、この辺りを所管する火消しだったようですが、ある物騒な事件をこの神社で起こします。
それは「め組の喧嘩」として芝居や講談でとり上げられているもので、神社境内で開催していた相撲見物を発端とした、め組と相撲取りとの乱闘騒ぎです。
最終的には、火の見やぐらの半鐘まで鳴らす大騒ぎとなって、36人が捕縛。
関係者は江戸追放、このとき鳴らされた半鐘は島流しになりました。

ちなみに、この半鐘は明治になって芝大神宮に復帰。
毎年2月に「半鐘祭」が行われ、現在の「め組」衆が祭りを取り仕切っているそうです。

この日は、現代の「め組」ともいうべきビル清掃の職人が近くのビルを清掃していました。気をつけてね~。それから、喧嘩しないでくださいね~。

■生姜祭り

もう一つ、芝大神宮で行われる名物の祭りがあります。
それは、9月16日の例祭を中心に、9月11日から21日まで神輿渡御などの神事が続く例大祭で、長期間だらだらと続くために、「だらだら祭り」とも言われています。
また期間中に生姜を授与していることから、別名「生姜祭り」と呼ばれています。

なぜ生姜なのかというと、それは1,000年前にさかのぼります。
この神社が創建の時代、周辺には生姜畑が繁茂していたそうで、神前に供えた生姜を食すと風邪に罹りにくいという評判から、例祭期間中に生姜を授与するようになったということです。
生姜塚という碑もありました。

ちなみに、いつものように、御朱印をいただいたら、生姜飴としおりをいただきました。
境内には、御前生姜や生姜飴が売られています。お土産に買いましたよ。

■貯金祭り

さらにもう一つ、面白い祭りがあります。
それが、10月17日に行われる「貯金祭り」です。
近隣地に現在のりそな銀行につながる不動貯金銀行を設立し、貯金王と称された牧野元次郎の偉業を称えるもので、境内には貯金塚の碑があります。

碑に書かれてあるのは、「根気根気、何事も根気」という、武者小路実篤の筆字。
なかなか根気が続かないから、貯金も増えないのかしら。。。?

何しろ創建1,000年を超える、由緒ある神社です。
東京タワーなんて、この神社からしてみると、まだまだヒヨっこ。
だらだらするのは決して嫌いではないので、半鐘に、生姜に、貯金にと、お祭りの際にはまた訪れたいなと思いました。

ありがとう、芝大神宮!

■基本情報

・住所:東京都港区芝大門1-12-7
・電話:03-3431-4802
・アクセス:JR浜松町駅北口・徒歩5分、都営地下鉄大門駅A6出口・徒歩1分、都営地下鉄御成門駅・徒歩5分
・拝観時間:境内自由 ※御朱印は8時から18時が基本。電話で確かめてください。


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